将来のことを考えてそろそろお金を貯めなくちゃ。。。
でも30代の人ってどれくらい貯金しているんだろう?
こんな人のための記事です。
節約・貯金していると「他の人はどうなんだろう?」と気になってしまうもの。
今回は最新の”家計の金融行動に関する世論調査“から30代のお金に関するデータをピックアップしてご紹介します。
少し上の世代がどれくらいお金を貯めているかを見てみましょう。
20代のお金に関するデータはコチラです
家計の金融行動に関する世論調査とは?
「家計の金融行動に関する世論調査」 は”金融広報中央委員会”が毎年行っている世論調査です。
金融広報中央委員会は中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っている団体です。
政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体等と協力しています。
調査対象は以下のとおり
・単身世帯 → 2,500人
・二人以上世帯(夫婦、親子など二人以上いる世帯) → 5000人
国勢調査をもとに、年齢や性別など出来るだけ偏りがないように対象者を選び調査されています。
日本人の平均的な金銭事情を把握する際に有用な調査データといえます
30代の平均データ
金融資産保有額(資産非保有世帯を含む)
30代世帯の、現金、株式、保険などの金融資産保有額のデータがこちら。
金融資産に以下は含みません。
・事業のために保有している金融資産
・ 土地、住宅、貴金属等の実物資産
・ 現金、預貯金で日常的な引落しに備えている部分
単身世帯の中央値が75万円、2人以上世帯の中央値が200万円です。
平均と中央値の違いは以下です。
平均は資産額が飛びぬけて多い人に引っ張られてしまいます。
中央値を見た方が実感に即していると思います。
2人以上世帯のほうが共働きなどで収入が多いので、資産額が多いと思われます。
また、貯金0の世帯が、単身世帯だと約30%、2人以上世帯だと約25%という結果に……
貯金があるだけでも優秀かも?
金融資産保有額(資産保有世帯のみ)
金融資産を保有している世帯のみに限定すると以下のようなデータになります。
本記事をご覧になるくらい、お金に対して興味がある方にはとっては、こちらのデータの方が参考になるかもしれません。
単身世帯の中央値が270万円、2人以上世帯の中央値が390万円です。
また、30代だけでなく全年齢が含まれますが、年収別の資産保有額は下記になります。
貯蓄率
過去1年間に手取り収入(税引後)の何%を貯蓄したか の回答結果がこちら
だいたい15%以上貯蓄できていれば平均以上ですね。
過去1年間の貯蓄が全くできなかった世帯が約20%いることも衝撃です
手取り収入
単身世帯の中央値が300万円、2人以上世帯の中央値が500万円です。
資産額と同様、2人以上世帯のほうが共働きなどで収入が多くなっています。
(年間手取り収入とは、就業に伴う収入、年金、不動産賃貸収入、利息収入等の税引き後収入。
土地・住宅、株式などの資産売却に伴う収入は除く。)
借入金
借入金の有無は以下のとおり
単身世帯の約20%、二人以上世帯の約25%の人に借金があるという結果になりました。
借入金がある人の借入金残高は以下のとおり。
単身世帯の中央値が100万円、2人以上世帯の中央値が1,800万円です。
また、住宅ローンの金額は以下のとおり。
単身世帯の中央値が0万円、2人以上世帯の中央値が1,710万円です。
借入の目的は、単身世帯は日常の生活資金、二人以上世帯は住宅の取得が一番多いことも別のデータで出ています。
住宅
単身世帯の持ち家率は約10%の一方、2人以上世帯では約50%!
2人以上世帯は意外と持ち家が多いですね。
私が蓄財に推奨している社宅はわずか5%程度で超少数派という結果に……
豊かさ
経済的な豊かさ、心の豊かさを感じているかというデータがこちら
単身世帯の70%、2人以上世帯の60%が経済的な豊かさを感じていません。
また、単身世帯の65%、2人以上世帯の45%が心の豊かさを感じていません。
幸福度低すぎぃ!
ではどのような状態なら豊かさを感じられるのか。
そのデータもあります。
経済的な豊かさを感じる条件はこちら
“ある程度の額の金融資産の保有”と”ある程度の額の年収の実現”ができれば、経済的な豊かさを感じるという人が多いですね!
家や消費財などの実物よりも、お金そのものが経済的な豊かさには必要みたいです
次に、心の豊かさを感じる条件はこちら
“経済的な豊かさ”と”時間的な余裕”があれば、心の豊かさを感じるという人が約50%で最大に!
お金があれば時間の余裕も手に入れられるので、やはりお金が心の豊かさに直結しているようです。
金融資産目標残高
では金融資産の目標はいくらなのでしょうか。
そのデータはこちら。
単身世帯、2人以上世帯、いずれも中央値は1000万円という結果に!
まずは資産1000万円以上あれば経済的・心の豊かさを手に入れられるかもしれません
まとめ
目次に戻る場合はこちら
今回は30代のお金事情について紹介しました。
最新の”家計の金融行動に関する世論調査”から30代の平均的な経済事情をご紹介しました。
衝撃的なのは、半分以上の人が経済的な豊かさ・心の豊かさを感じられていないこと、そして両方ともお金がある程度あれば解決できることです。
お金は幸福の土台の一つです。
幸福を手に入れるためにはある程度のお金が必要になってきますので、
コツコツと蓄財をしていきましょう。
幸福の土台についてもう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
特にサラリーマンが蓄財を進めるための方法を以下に記載していますので、 よければあわせてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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