新たな習慣を始めたり、悪い習慣をやめようと思っている人には必読の良著です。
海外訳本で、文章もやや長いため、すべての内容を読むのは少しカロリーが必要です。
結論部のみ読むだけでも構いません。
よりよい自分になりたい人には、ぜひ読んでほしい一冊です。

著者プロフィール
・書籍名:ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣
・著者:ジェームズ・クリアー
・出版月:2019/10/12
・出版社: パンローリング 株式会社
習慣、意思決定、継続的な改善を専門とする作家兼講演家。『Atomic Habits』(本書の原著)の著者であり、同書は『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーランキングで1位を獲得。この本は世界中で2,000万部以上を売り上げ、60以上の言語に翻訳された。
フォーチュン500企業で定期的に講演を行っており、その活動は『タイム』誌、『ニューヨーク・タイムズ』、『ウォール・ストリート・ジャーナル』、CBSの『ディス・モーニング』などで取り上げられる。人気メールマガジン「3-2-1」は、毎週300万人以上の購読者に配信。
本の目次
基本 なぜ小さな変化が大きな違いをもたらすのか
第1章 最小習慣の驚くべき力
第2章 習慣がアイデンティティーを形成する
第3章 シンプルな四つのステップで良い習慣を身につける
第一の法則 はっきりさせる
第4章 人は正しく見ていない
第5章 新しい習慣を始める最善の方法
第6章 モチベーションを過大評価せず、環境を重視する
第7章 自制心を保つコツ
第二の法則 魅力的にする
第8章 習慣を魅力的にする方法
第9章 習慣作りにおける家族と友人の役割
第10章 悪い習慣を見つけて直す方法
第三の法則 易しくする
第11章 ゆっくり歩もう、でも後退してはいけない
第12章 最少努力の法則
第13章 二分間ルールで先延ばしをやめる方法
第14章 良い習慣を必然にし、悪い習慣を不可能にする方法
第四の法則 満足できるものにする
第15章 行動変化の大原則
第16章 良い習慣を毎日続ける方法
第17章 見張ってくれる人がいればすべてが変わる
さらなる戦略
第18章 才能の真実
第19章 ゴルディロックスの原理ー生活や仕事でモチベーションを保つ方法
第20章 良い習慣のマイナス面
結論
総合評価
S 人生が変わる神本
A 絶対に読んで
B 時間があれば読んで
C 強いて読まなくてもいい
D 時間の無駄
新たな習慣を始めたり、悪い習慣をやめたりするときにどのようなことが必要かを分かりやすく解説しています。
結論は以下のとおりです。
第1の法則 はっきりさせる
第2の法則 魅力的にする
第3の法則 易しくする
第4の法則 満足できるものにする
第1の法則 見えないようにする
第2の法則 つまらなくする
第3の法則 難しくする
第4の法則 満足できないものにする
これらの法則について、丁寧に解説してくれます。
例えば、悪い習慣の断ち方「第3の法則 難しくする」では、やめたい習慣にちょっとした障壁を作ることをすすめています。例えば、テレビを見すぎていると思ったら、使い終わるたびにプラグを抜く、などです。

私もYouTubeを見すぎると思い、スマホのトップ画面からYouTubeを消したところ、視聴時間が1/5に減りました。
人がある行動をする原因を科学的に分析し、その内容を落とし込んだものがそれぞれの法則であるため、その効果は劇的です。
本書の根底にある考えは、「モチベーションを過大評価せず、仕組みを工夫すること」です。
人の意思は弱いものです。
そのため、環境や仕組みを工夫することで、良い習慣を始めたり、悪い習慣を断ちやすくなったりします。
お金や健康など、人生に大きな影響を与える物事でより良い結果を得るには、継続力が必須です。
本書は、よりよい未来を得るための伴走者としてベストな一冊です。
余談
副業も資産形成も、成果を出そうと思ったら継続力が大切です。
かくいう私は、超コツコツタイプです。
毎日コツコツと勉強を続け、合格率10%前後の国家資格である電験三種や、お金の知識の土台となる簿記三級などに一発合格しました。
以前に以下の記事で、どのようにものごとを継続するか自分なりの考えをまとめましたが、本書はそのやり方が正しかったことを示してくれました。
ここまで言語化して整理してくれた本はなかったので、大変勉強になりました。
個別評価
新規性 ー 新しい情報があるか
今までに見たことがなく、人生を変える価値観を学べる
今までに見たことがないアイデア、見方を数多く学べる
今までに見たことがないアイデアがいくつかある
今までに見たことがない情報がいくつかあるが、役には立つものは少ない
目新しい情報はほとんどない
良い習慣をはじめ、悪い習慣をやめるための考え・方法が解説されており、実行すれば必ず人生が変わります。
汎用性 ー 多くの人の役に立つか
すべての人の役に立つ
多くの人の役に立つ
ある対象の人に対して役に立つ
僅かだが役に立つ人がいる
ほぼ誰の役にも立たない
だれしもが「こんな風になりたい」「こういう人生を送りたい」という理想があるはず。
それを実現するための方法が書かれており、すべての人に役立ちます。
わかりやすさ ー 理解しやすい工夫があるか
パッと見て内容を深く理解できる
普通に読めば内容を理解できる
集中して読めば内容を理解できる
何回も読まなければ内容を理解できない
意味不明
イラストはほぼありません。
321ページで、読み終わるのに4時間程度かかりました。
本全体の構成はシンプル。
海外訳本にありがちな、やや回りくどい表現がありますが、内容は理解しやすく読みやすいです。
実用性 ー 本を読んですぐに役に立つか
読んで即座に実行できるアイデアが数多くある
読んで即座に実行できるアイデアがいくつかある
即座に実行できるアイデアはないが、長期的にみれば役に立つ
確率は小さいが、人生のどこかで役に立つかもしれない
役に立たない
良い習慣をスタートするための方法がふんだんに書かれており、即座に実行できます。
印象に残ったポイント
進歩とはどのようなものか
マイナス4度の部屋に氷がある。
1度気温が上がっても変化はない。さらに1度上がっても変化なし。
ただしさらに上がり続け、0度になると今までと同じ上昇幅にも関わらず劇的な変化が起きる。
習慣も同様。
ある境界を打ち破るまでは習慣を続ける必要がある。
習慣がアイデンティティを形成する
習慣を変えるのにもっとも効果的な方法は、達成したいものではなく、なりたい人に意識をむけること。
何が欲しいかでも、どうなりたいかでもなく、どのような人になりたいかが重要。
禁煙中の人が2人いるとする。
煙草を勧められたとき、1人は「結構です。やめようとしているので」と答える。
この人はまだ自分が喫煙者だと信じている。
もう1人は「結構です。私は煙草をすいませんので」と言う。
この人はもう自分を喫煙者だとは思っていない。
アイデンティティの変化とはこのことである。
習慣の積み上げ
すでに毎日行っている現在の習慣を確認し、その上に新しい習慣を積み上げる。
例:
すでに次のような習慣があるとする。
目が覚める→ベッドを整える→シャワーを浴びる。
毎晩もっと読書する習慣をつけたいなら、以下のように習慣を加える。
目が覚める→ベッドを整える→枕の上に本を置く→シャワーを浴びる。
2分間ルール
新しい習慣を始めるときは、2分以内にできるものにする
ランニングを始めたいなら、毎日ランニングシューズを履くところから始める。
まとめ
何かを継続することは、自分が望む人生を送るための必須事項だと思います。
習慣をつくるためのノウハウが詰まった本書は、まさに人生の教科書と言えるかもしれません。
今のままの生活は嫌だと思っている方は、ぜひ本書を読んで、行動に移してほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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