将来のことを考えてそろそろお金を貯めなくちゃ。。。
でも20代の他の人ってどれくらい貯金しているんだろう?
こんな人のための記事です。
節約・貯金していると「他の人はどうなんだろう?」と気になってしまうもの。
今回は最新2023年度の「家計の金融行動に関する世論調査」をもとに、20代日本人のお金事情について紹介します!
同じ世代の人がどれくらいお金を貯めているかを見てみましょう。
最後まで見ていただくと以下のことが分かります。
結果だけ知りたい方は、最後のまとめをどうぞ!
「家計の金融行動に関する世論調査」とは?
「家計の金融行動に関する世論調査」は”金融広報中央委員会”が毎年行っている世論調査です。
金融広報中央委員会は中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っている団体です。
政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体等と協力しています。
調査対象は以下のとおり
・単身世帯 → 2,500人
・二人以上世帯(夫婦、親子など二人以上いる世帯) → 5000人
国勢調査をもとに、年齢や性別など出来るだけ偏りがないように対象者を選び調査されています。
日本人の平均的な金銭事情を把握する際に有用な調査データといえます
20代の貯金額
平均値、中央値
本記事のタイトルで、20代の平均貯金額は120万円と記載しました。
「そんなに貯金ないよ!」
という方もご安心を。
120万円は単身世帯の平均貯金額です。
平均値なので極端に貯金額が高い人に引っ張られています。
このような場合は中央値を見た方が一般的なイメージと合います。
中央値は大きい順に並べたときに、ちょうど真ん中にいる人の値です。
平均値と中央値の違いは以下のようになります。
というわけで、中央値もあわせて記載した結果が以下となります。
(金融資産保有額には、現金、株式、保険などが含まれます)
20代の貯金額中央値は10~30万円です。
大企業サラリーマンなら、中央値の金額を超えている人は多そうですね。
貯金額毎の割合
貯金額毎の割合は以下のようになっています。
切りのいいところで分けた図がこちらとなります。
500万円以下の世帯が約90%という結果になりました。
500万円以上ためられたら上位約10%の優良家計、1000万円以上貯められたら上位約2%の超エリート家計ですね。
貯金なしの世帯が約4割。
多くの人が貯金できていないようです。
20代の貯蓄率
平均値
“昨年1年間に年間手取り額の何%を貯蓄したか”は以下のようになっています。
中央値のデータがないため、平均値のみ紹介します。
貯蓄率毎の割合
貯蓄率毎の割合は以下のようになっています。
・貯金額:単身世帯 < 2人以上世帯
・貯蓄率:単身世帯 > 2人以上世帯
となりました。
この要因は以下が考えられます。
・貯金額:結婚して2人の資産が合わさることで2人以上世帯の方が多い
・貯蓄率:養育費や教育費で支出が多くなり2人以上世帯の方が低い
貯蓄率0%の世帯が約30%もいるのが驚きですね
20代の借金額
借入金の有無
借入金の有無は以下のようになっています。
平均値、中央値
借入金がある家庭の、借入金残高の平均値・中央値は以下のようになっています。
借金額毎の割合
借入の目的は、
・単身世帯→日常の生活資金
・2人以上世帯→住宅の取得
が一番多いことが別のデータで出ています。
お金と幸せの関係
ここで少しおまけです。
心の豊かさを感じているかというアンケートの結果がこちらとなります。
単身世帯の約5割、2人以上世帯の約4割の人は心の豊かさを感じていないという結果が出ています!
ではどのような状態なら豊かさを感じられるのか。
心の豊かさを感じていない方に、「どのような条件であれば豊かさを感じられるか」を聞いた結果がこちらです。
(3つまでの複数回答可)
“経済的な豊かさ”、心の豊かさを感じる条件のトップになっています!!
お金があれば時間の余裕も手に入れられるので、お金が心の豊かさに直結しているようです。
橘玲氏の「幸福の資本論」でも、幸福を手に入れるための土台の1つはお金(金融資産)だと述べています。
お金があれば必ず幸福というわけではありません。
ただ、お金が幸福を手に入れるための重要なツールであることは間違いありません。
「幸福の資本論」は幸福というあいまいなものに対して、”条件”と”必要なこと”をきちんと定義しています。
幸福のために必要なものが分かる画期的な本なので、おすすめですよ!
お金の貯め方
目標金額
20代の貯金額がおおよそ10万円でした。
一方でこの金額では多くの人が幸福を感じられていないようです。
ではいくら貯まったら心の豊かさを感じるのでしょうか。
金融資産目標金額の平均値・中央値は以下のようになっています。
目標貯金額の中央値は500~1000万円!
私も1000万円は一つの目安になると考えています。
そのことについては以下の記事にまとめています。
20代で1000万円を貯めるにはどうすればよいのでしょうか?
結論を言うと、以下の3点になります。
・固定費を見直す
・天引きで貯金をする
・株式投資をする
固定費を見直す
貯金額を増やす方法は2つしかありません。
・収入を増やす
・支出を減らす
収入を増やすことはその人のスキルや運によって左右されます。
一方、支出を減らすことはやれば誰でもできます。
支出を減らす第一歩は固定費を見直すことです。
一度見直せば、以後は大きな手間なく生活費を抑えることが出来ます。
代表的な固定費は以下のとおり。
・通信費
・電気 / ガス
・住居費
なかでも一番割合が大きい住居費を抑えるのが大切です。
実家住まいや、寮・社宅を駆使して住居費を抑えればみるみる貯金額は増えていきます。
資産形成に寮・社宅の活用をおすすめする記事はコチラ↓
大企業の場合は福利厚生が充実しています。
社宅・寮が完備されている企業も多いです。
絶対に利用しましょう。
住居費は抑えられないという方は、
・スマホを格安SIMに変える
・電気 / ガスを価格.comなどのシミュレーションサイトを使って安い会社に変える
などをして固定費を見直しましょう。
天引きで貯金をする
お金を貯めるために必要なマインド。
それは「余ったお金を貯金する」のではなく「先に貯金して残りのお金で生活する」ということです。
給料が振り込まれたら、別の貯金用の口座に一定額を強制的に移動させましょう。
そして残ったお金で生活をしましょう。
おすすめは住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスです。
給与が振り込まれる口座から毎月自動で住信SBIネット銀行の口座にお金を移すことが出来ます。
しかもこのサービスは無料です!
このサービスを使えば、自分の意志とは関係なく強制的に貯金できます。
一回仕組みを作れば、あとは放置でOK!
数年後に気づいたとき、めっちゃお金が貯まっていてびっくりしますよ!
株式投資をする
半年分の生活費以上のお金が貯まったら、ぜひ株式投資を始めてみましょう!
お金にも働いてもらうことで資産額は予想以上に早く大きくなっていきます。
ここで、投資の有無による資産形成のスピードの差を確認してみましょう。
(※)アメリカの代表的な株価指数であるS&P500を指標とするインデックスファンドに投資すると、20~30年の長期的なリターンは年率7%程度と言われています。
なので、年率5%のリターンは非常に現実的な値です。
約2年も短縮!
働きたての20代サラリーマンも、少額から投資を始めることををおすすめします。
少額から投資を始めることで値動きに慣れることができます。
値動きに慣れれば、暴落が来た際に慌てて売買をすることを防止できます。
投資は早く始めれば始めるほど有利。
20代で投資をスタートできれば、それだけで他の人と差をつけられます。
まとめ
目次に戻る場合はこちら
今回は20代のお金事情について紹介しました。
・貯金額中央値は10~30万円
・多くの人が心の豊かさを感じていない
・豊かさを感じるためには経済的な余裕が必要
・貯金額の目標値は500~1000万円
現状の資産10万円と、目標である1000万円の差を埋めるためには以下のことが重要です。
・固定費を見直す
・天引きで貯金をする
・株式投資をする
節約、貯金、投資を1つずつ実行することで確実にお金は貯まっていきます。
今日からぜひ行動しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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