毎日仕事を頑張っているけどお金が貯まらない・・・
気付くと毎月の家計がぎりぎり・・・
こんな人のための記事です。
貯金できる最大の金額は (収入ー生活費) です。
サラリーマンとして安定した収入を得ている場合、収入を今よりも100万、200万円増やすのは、スキル・経験がないと厳しいですよね。
なのでまずは生活費を下げていくことが必要になります。
そのために必要なのが、「欲望に優先順位をつける」という考え方です。
普段何気なくお金を使うときにも、この考え方を知っていれば余計な出費をせずに済みます!
今回はお金を貯めるために必要なマインド「欲望に優先順位をつける」について解説します。
結果だけ知りたい方は、最後のまとめをどうぞ!
「欲望に優先順位をつける」とは
「欲望に優先順位をつける」とは、「欲望に優先順位を付けて優先順位の高いものからか叶えていく」ことです。
この言葉は約100年間読み継がれている名著『バビロンの大富豪の教え』で紹介されている、黄金に愛される7つ道具の中の一つ。
黄金に愛される7つ道具は以下です。
『バビロンの大富豪』では
・収入の10%を貯金し残りで叶えられない欲望はあきらめること
・優先順位の低い欲望をあきらめても生活水準は変わらない
ということが書かれています。
「欲望に優先順位をつける」べき3つの理由
理由① 欲望には限りがないのに、収入には限りがあるから
サラリーマンとして安定した収入を得る場合は、得られる収入には限度があります。
毎年収入は上がっていきますが、その上がり幅はわずか。
収入が増えるならまだよく、2022年度の賃金は前年に比べて減っているというデータもあります。
(厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報 実質賃金指数が前年比-1%)
一方で、欲しいもの・やりたいことは身に周りにあふれています。
旅行・グルメ・家具・ゲームなど、新しいものや刺激的なことは限りなく出てきます。
収入が増えないのであれば、支出を見直さないとお金はたまりません。
仮に収入が増えても、増えた分だけ使っていたらお金はたまりませんね。
大事なのは、“収入ー生活費”を大きくすることですね。
理由② 満足度を下げずにお金を貯められる
バビロンの大富豪の教えのとおり、優先度の低い支出を削っても生活の満足度はほとんど変わりません。
例えば、スマホは格安simに変えても、ヘビーユーザー以外はほとんど満足度が変わりません。
お昼時だけは「ちょっと遅いかな?」と感じることはありますが、お昼時も含めて常に高速通信でスマホを使用したい人は多くはないはずです。
それぞれの支出に優先度をきちんとつけて優先度の低いものを削ることで、満足度を下げずにお金を貯められます。
理由③ 本当に自分に必要なものがわかる
支出を減らすといって、すべての支出を極限まで減らしたら、日々の生活はつまらないものになってしまいます。
生きる糧になるような支出をなくしてしまったら、何のために生きているか分からなくなってしまいますよね。
「欲望を無くせ」ではなく「欲望に優先順位をつけよ」というのがポイントです。
優先度の高い支出にはお金をかけて問題ありません。
例えば先ほど説明した格安simについても、スマホのオンラインゲームが好きで、どこにいても高速通信でゲームがしたいという人は、通信環境にお金をかけるべきです。
どの支出がどれだけ大事かは人それぞれ。
優先度を付ける過程で、何にお金を使っているときに自分がときめくか見つけられることもメリットの一つです。
シャチ家の家計
参考として、我が家の家計をご紹介します。
二人以上世帯の平均生活費に比べて、特に少ない部分を赤、多い部分を青で塗っています。
(二人以上世帯:「家計調査報告書」(二人以上の世帯)2022年(令和4年)|総務省統計局
第2-6表家計調査 家計収支編 ”二人以上の世帯のうち勤労者世帯(民営借家)”より年収450~500万円)
赤い部分と青い部分について、我が家の状況を解説します。
平均よりも少ない支出
平均よりも少ない支出① 食料
毎月の外食は2回程度。
コンビニはほとんど行かず、スーパーで買い物しています。
外食が増えるとどんどん支出が増えるため、可能な限り自炊を心掛けています。
何より家で食べた方が健康的だし、美味しい!
平均よりも少ない支出② 住居
家に大きなこだわりは無いので社宅に住んでいます。
少し狭いですが、”住めば都”で非常に快適に生活しています。
サラリーマンが社宅を活用すべき理由はこちらの記事で解説しています!
平均よりも少ない支出③ 被服及び履物
服は小綺麗に見える最低限のものだけ用意しており、新しい服を買っていません。
夫婦2人ともブランドものには興味がないため、服にはお金を使っていません。
平均よりも少ない支出④ その他の消費支出
その他の消費支出は「理美容サービス」「タバコ」「交際費」などの支出です。
2人ともタバコは吸いませんし、美容院/床屋も近所の安いところに通っています。
交際費も会社の飲み会には行かないためほとんどかかっていません。
平均よりも多い支出
けちけちして人生つまらないんじゃない?
と思われそうですが、そんなことはありません。
“教養娯楽”の部分には多くのお金を使っています。
具体的には、夫婦2人ともゲームが好きなので、PS4やSwitchのソフトを買ったり、最近は脱出ゲームにはまって参加したりしています。
脱出ゲームは1時間で1人4000円程度かかるので、興味がない人にとってはとても無駄な出費だと思います。
「欲望に優先順位をつける」方法
Step1 1か月の支出を記録する
まずは、1か月の支出を記録して、自分が何にいくら使っているか知ることが最初のステップです。
記録方法のおすすめはマネーフォワード for 住信SBIネット銀行です。
大前提として、支出の管理は紙ではなくwebサービスを使いましょう。
クレジットカードや銀行口座を紐づけることで、自動で支出を管理できるので、らくちんです。
webサービスの中で一番おすすめなのがマネーフォワード for 住信SBIネット銀行です。
“for 住信SBIネット銀行”という名前ですが、住信SBIネット銀行に口座を持っていない人でも使うことが出来ます。
マネーフォワードにはマネーフォワードMEというサービスもあります。
以前は私もマネーフォワードMEを使用していました。
しかし、2022年12月7日に、登録可能な金融機関(銀行口座やクレジットカード)の数が10件から4件に減少しました。
一方で、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行は変わらず無料会員で10件のままです。
マネーフォワードMEの有料会員に毎月500円払うのは少しもったいないと感じるので、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行がオススメです。
Step2 ”支出の多いもの”と”固定費”から優先度を見直す
家計への影響大きい、”支出の多いもの”と”固定費”から自分に必要な支出なのかを見直していきましょう
例えば、先ほどもご紹介した「家計調査報告書」に基づく二人以上世帯の平均生活費(下表)を見直すとすると、下記のようになります。
(二人以上世帯:「家計調査報告書」(二人以上の世帯)2022年(令和4年)|総務省統計局
第2-6表家計調査 家計収支編 ”二人以上の世帯のうち勤労者世帯(民営借家)”より年収450~500万円)
- 食料(支出大)・・・「家計調査報告書」では月に12000円を外食に使っているが、自炊を増やして外食費を下げられないか
- 住居(固定費・支出大)・・・家賃が低い部屋に引っ越せないか、社宅などを活用できないか
- 通信費(固定費)・・・格安SIMに変えられないか
Step3 削れないものは残す! ただし、一つだけ!
優先度をつけていく過程で、この支出は減らしたくないなぁというものが出てくるはずです。
そういうものが出てきたら、1番お金を払いたいものだけ残して、他のすべては支出を削るという方法でまずはやってみましょう。
たとえば我が家は、趣味にはお金を使う一方で、外食もあまりしない、服もほぼ買わない、通信費も格安SIMという風に、お金の使い道を絞っています。
Step4 1ヶ月後に再度集計して見直す
Step3の段階で多くの支出を削れていると思います。
1か月後に再度支出を集計してみて、なんだか心が寂しくなったり、不便を感じたりしたら、削った支出を少し元に戻しましょう。
少し支出が増えても、スタート時点よりは大きく減らせているはずです。
あとは少しずつ支出の減らし具合と、生活の満足度のバランスを見ながら自分にとって心地よいポイントを探しましょう。
最適なバランスを見つけられたら、その後は意識することなく生活費を下げることが出来ます。
大切なのは無理をしないことです。
無理な節約をするとやがて疲れて元に戻ってしまいます。
まとめ
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今回は欲望に優先順位をつけることについて紹介しました。
全然お金が貯まらないよ……
という方は、まずは1か月の支出を記録してみましょう!
記録してみると意外な部分にお金を使っていることがわかります。
自分にとって優先度が低い支出はゴリゴリ削減し、優先度が高いものだけ残せば、必ずお金はたまっていきます。
支出管理のおすすめはマネーフォワード for 住信SBIネット銀行です。
最大10個の金融機関(銀行口座やクレジットカード)を紐づけられるので、全自動で簡単に支出の管理が出来ます。
一度優先度を考えて支出を見直せば、あとは意識することなく生活費を下げることが出来ます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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