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会社員は誰のために働いているのか

働くのは誰のためか 仕事

私たちは毎日一生懸命働いています。

私もいわゆる大企業で7年間、一生懸命に働いてきました。

ただ最近、会社員として働くことにむなしさを感じています。
その理由は会社で働くことに違和感を持ち始めているからです。

この記事を書いている人

働くのは誰のため?

私たちは日々誰のために働いているのでしょうか?

・お客様のため?
・家族のため?
・自分のため?

どれも正しいかもしれませんが、最も正確な答えは株主のためです

株式会社の定義はWikipediaによると以下のとおりです。

株式会社では、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して株主から委任を受けた経営者が事業を行い、利益を株主に配当する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE

社長などの経営者は、資本家である株主から委託されて経営しています。
端的に言えば会社というシステムで最も偉いのは株主ということになります。

私たちは日々多くのストレスを抱えながら働いていますが、労働により生まれた利益は全て株主のものです。

いつのまにか「会社のために」働いている自分

株主のために働いているということ。
これは、会社員でいる限りはどんなに頑張っても、その成果は全て株主のものであることを意味します。

冷静に考えれば納得感はありません。

ただ、会社で働いているとなぜか、「会社のために」働いている自分がいます

頑張っても自分に返ってくる利益はわずかなのに、”会社の売り上げにどう貢献できるか”、”会社の規模拡大にどう貢献できるか” を考えている自分がいます。

そしてふと我に返り、むなしくなるのです。 
「一体誰のために頑張っているのだろうか」と。

得体のしれない会社という存在

会社の定義を辞書で調べると以下のような記載があります。

同じ志で物事を行なう集団。同人の会。仲間。結社。社会。

https://kotobank.jp/word/%E4%BC%9A%E7%A4%BE-42462

会社というシステムは正しく機能すれば、たくさんの人と協力することで1人ではできないことを実現できます。

ただ、そんな会社という存在が独り歩きして、”誰のために”、”何のために”働いているかが見えにくくなっています。

起きている事象は以下です。

・社長は株主からの要求でストレスを抱える
・専務は社長からの命令でストレスを抱える
・事業部長は専務からの命令でストレスを抱える
・部長は事業部長からの命令でストレスを抱える
・課長は部長からの命令でストレスを抱える
・スタッフは課長からの命令でストレスを抱える

働いている人全員が上位の人からの命令で疲弊している状態です。

株主のために働いているのに、そのことは見えません。
気づけば上位の人からのプレッシャーを受けて「会社のために」一生懸命に働いています。

恨むべきは株主か?

では、懸命に働くことなく利益だけ搾取する株主を恨めば解決するのでしょうか?

それは違います。

株主は、持っている株券の価値がなくなるリスクを負担しているから、相応の利益を得ているだけです。

会社員の場合、会社の利益が半分になっても給料がいきなり半分になることはありません。

一方、株主の場合は株価が一年で半分になる可能性は十分にあります。
このリスクを負っているので、株主は利益を得ることが出来ます。

経済評論家の山崎元氏が、以下のように述べています。

世の中は、資本の形で「リスクを取る人」が、リスク負担を嫌って定額の賃金、固定的な金利などで生産に参加する「リスクを取らない人」が提供する剰余的価値をかき集めているのだ。
そして、現代ではその手段は主に株式だ。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/41227

会社員はリスクを取らない代わりに、搾取されることを自ら選んでいると言えます。

会社員にできることは何か?

では、会社員にできることは何なのでしょうか?

会社というシステムをぶっ壊す?
資本主義社会をぶっ壊す?

現代の日本や欧米諸国の豊かさは資本主義社会によりもたらされています。
資本主義社会以上の妥当なシステムは現状見出されていません。

実現可能性は0ではないですが、会社というシステムを壊すことは難しそうです。

資本主義社会が継続するという前提であれば、株主側に回ることが会社員のとれる良策です。

少々乱暴に言えば、搾取される側から搾取する側に回ろうということです。
(もちろん相応のリスクを負うことになりますが)

搾取する側に回るということにモヤモヤを感じる部分もありますが、資本主義社会というシステムでうまく立ち回るためには致し方ありません。

まとめ

資本主義社会で会社員として働くなら、その頑張りは全て株主に還元されるという事実を押さえておく必要があります

その事実を知っておきつつ、今の待遇に満足できて納得しているなら会社員を続けることは良い選択です。

一方で、その事実に納得できないのであれば、株主側に回ったり、あるいは起業したりして会社を保有するという選択肢を選ぶべきです。

私は株などの金融資産をある程度貯めたら、今の会社をやめ、 自分や家族、顔の見えるだれかのために働きたいと考えています。

株からの収益が多くの会社員の労働にもたらされていることは把握しつつも、 自分のやりたいことのために、会社というシステムを有効活用できればと考えています。

シャチ
シャチ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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