今回ご紹介本は「決定版!お金の増やし方&稼ぎ方」です!
著者は皆さんご存じホリエモンと、「ほったらかし投資術」などで有名な経済評論家の山崎元氏です。
結論、「お金の勉強を始めた初心者」、「マネー本をたくさん読んで知識がついている方」どちらにも参考になる一冊になっています!
本記事では、20代サラリーマン向けにピックアップした本の概要と、読んで感じたことをまとめました。
結果だけ知りたい方は、最後のまとめをどうぞ!
著者プロフィール
・書籍名:決定版!お金の増やし方&稼ぎ方
・著者:山崎 元 , 堀江 貴文
・出版月:2022/6/29
・出版社:徳間書店
本の概要
お金に関する網羅的な情報
お金に関して非常に合理的な2人が、
・お金を貯める
・投資で増やす
・働いて稼ぐ
これらについて網羅的かつ的確な回答をくれます。
例えば以下です。
<お金を貯める> マイホームは買うべきか?
<投資で増やす> おすすめの投資先
<働いて稼ぐ> 会社で働くとは
起業家として成功をおさめた堀江氏と、サラリーマンとしての経歴が長い山崎氏。
2人の意見が聞けるので、 偏りがないお金の知識が手に入ります。
会社員として働く人は、山崎氏の意見のほうが実践しやすいと思います。
お金の本質
お金の貯め方や増やし方だけでなく、「お金とは何か」についても2人の考えを知ることが出来ます。
お金は目的ではなく、あくまで手段。
お金を目的にしても幸せにはなれません。
また、豊かな人間関係さえあれば極論お金は必要ありません。
老後2000万円問題が出たときに、どうすればお金を貯められるかと悩んだ人はいても、お金がなくても困らないように良好な人間関係を気づいておこうと考えた人はあまりいません。
お金にとらわれすぎることには注意したいですね
FIREに関する2人の考え
最近流行りのFIREについては2人ともバッサリと切り捨てています。。
2人ともFIREについてはかなり否定的!
稼ぐ力がかなりある2人なので、好きな仕事を目いっぱいやってお金を稼ぎ、稼いだお金はちゃんと使って、自分の人材価値をさらに高めましょうという主張ですね。
本書を読んで感じたこと
感じたこと① FIREとは経済的・精神的自由を手に入れること
FIREに対して堀江氏は以下のように述べています。
この堀江氏の意見には違和感を感じました。
FIREを実際に目指している人で、修行僧のように節約している人はあまりいないと思います。
FIREを目指す人の支出は世間に比べると少ないように思います。
それは、自分が幸福なことにのみお金を使うと、意外とお金を使わなくても大丈夫なことに気づくからです。
堀江氏や山崎氏に言わせれば、それはお金をもっと使った遊び・経験を知らないからだ、となるのですが、 2人のFIRE観は古いのではと感じます。
また「本当にやりたいことがあるのならいますぐやればいい」 と堀江氏は述べていますが、明日食べてもいけない状況でやりたいことはできるでしょうか。
FIREは、多額のお金を払って「自由を買う」行為です。
FIREを目指しながら好きな仕事を模索して、FIRE達成後にその仕事をストレスなく行う、という流れは 十分妥当だと私は考えます。
感じたこと② お金は大切。でもお金だけあっても幸せではない
生命保険の必要について堀江氏は以下のように述べています。
お金は大切です。
現実を見れば、やはりお金がないと生きていくのは厳しい。
ですが、お金だけあっても、周りに誰も信頼できる人がいなければ幸せではありません。
本書はお金を増やす方法について書かれた本ですが、それ以上にお金に囚われないようアドバイスをくれる本です。
お金との距離感は常に考えていきたいですね。
堀江氏のお金に対しての考え方は、泥臭いというか非常に人間味があって考えさせられます。
堀江氏に対しての効果度がアップしました。
まとめ
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今回は『決定版!お金の増やし方&稼ぎ方』について紹介しました。
「お金を貯める」・「投資で増やす」の部分は非常に王道かつ網羅的に書かれているために多くの人が参考にできると思います。
一方で「お金を使う」・「稼ぐ」の部分は、著者は二人とも超優秀なビジネスマンであるため、書かれていることを全てマネすることは難しいかもしれません。
特に、堀江氏は「有り金を全部使え」と述べていますが、それは稼ぐ力・人を引き付ける力が突出している人だからこそ有効です。
一般人が素直にマネすると、ただ無一文になるかもしれません。
「お金を稼ぐ」について、全部はマネできなくても、「会社に飼い殺しにされている」と感じている会社員には必ず刺さる部分があります。
堀江氏は以下のように述べています。
会社員なら会社に対する不平・不満が少なからずあると思います。
本書を読むことで、会社が悪い・上司が悪いと嘆く前に、仕事に対する向き合い方を見つめ直すきっかけになるかも。
気になる方はぜひ一読を!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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