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【絶対に読んで】家賃は今すぐ下げられる! 書評・レビュー

家賃は今すぐ下げられる! A

家計の中で最も大きな割合を占めるであろう“住居費”を下げる方法を知ることが出来る超良著です。

すべての人に絶対に読んでほしい一冊です。

この記事を書いている人
Shachiblo.com

著者プロフィール

・書籍名:家賃は今すぐ下げられる! ――家賃崩壊時代にトクする知恵
・著者:日向咲嗣
・出版月:2018/11/22
・出版社:フォレスト出版

1959年、愛媛県生まれ。大学卒業後、新聞社、編集プロダクションを経て、フリーランスに。雇用保険や年金制度など、主に社会保険分野のビジネス書籍で執筆活動を展開。
2018年には、長年取り組んできた失業関連の著作が評価されて、貧困ジャーナリズム賞を受賞。2015年頃からはニュースサイト「ビジネスジャーナル」「週プレNEWS」などでツタヤ図書館問題の連載を開始。
数々の地方自治体に情報開示請求を行い、公文書の闇に迫る活動を続けている。

本の目次

プロローグ――「稼がない」所得倍増術

第1章 家賃崩壊の真実
① 人口減が引き起こす家賃崩壊
② 携帯電話化した賃貸住宅――ワンルームに見る家賃崩壊

第2章 いまより2万円安い物件の探し方
① 値下げ交渉の前の準備と心構え
② 知ってそうで知らないネット活用法
③ 月額2万円安くする! 引っ越し大作戦

第3章 カンタン! 家賃値下げ交渉マニュアル
① 値下げ交渉では、法律が強い味方になる――家賃下げ交渉の第一歩
② 値下げ要求額を決めよう――家賃下げ交渉の第二歩
③ 大家はどう反応するのか?――家賃下げ交渉の第三歩
④ 「調停」と「更新拒否」という裏ワザ――家賃値下げ交渉の第四歩

第4章 実録ドキュメント「大家さんと闘う僕」
① 本当に「家賃が下がるのか」実践してみた!
② もし調停に持ち込んだら…

エピローグ――マイホームはここまで安くなった

総合評価

家計の中で最も大きな割合を占めるであろう住居費を下げる方法を知ることができる超良著です。

内容はシンプルで、現在住んでいる部屋の家賃を周辺相場と比較し、それが高い場合は値下げ交渉を行い、交渉が失敗した場合は引っ越すという方法を提案しています。

どのように周辺相場を調べるか、どのタイミングで交渉するか、どのような方法で交渉するかが非常に詳しく説明されています。

特に、交渉に大家や不動産会社が応じない場合に、裁判所に申し立て「調停」に持ち込むやり方は必見です。
調停申込書の書き方も掲載されており、具体的なイメージがつかみやすくなっています。
費用も数千円程度で済むことなど、知っておくと得する情報が満載です。

また、家賃交渉だけでなく、引っ越しをする場合の安い物件の探し方についても紹介されています。
さまざまな不動産サイトをどのように使い分けるか、どのような条件設定をすればよいかが詳しく説明されており、現在多数存在する不動産サイトを「ポータル型」「協会型」「企業型」に分類し、どのように使い分けすべきかが解説されています。
どのサイトがどのタイプに該当するのかも具体的に書かれており、実践的な内容になっています。

社会人の多くが一度は賃貸暮らしを経験すると思うので、すべての日本人が読むべき一冊だと感じました。

個別評価

新規性 ー 新しい情報があるか

今住んでいる部屋の家賃を周辺相場と比較し、高い場合は値下げ交渉し、交渉が失敗したら引っ越すという方法自体には斬新さはありません。
しかし、それをどのように実行すればよいのかが具体的に述べられているのが本書の特徴です。
特に、具体的な家賃交渉の方法は非常に目新しく、実践的な内容になっています。
また、不動産サイトの使い分け、良い物件の見つけ方、不動産会社の選び方など、物件探しを上手に進めるためのポイントが詳細に書かれている点も魅力的です。

汎用性 ー 多くの人の役に立つか

賃貸物件の家賃値下げに関する書籍であり、マイホーム購入に関する情報はわずかです。
ただ、マイホーム購入と賃貸のどちらが得かを判断するための基準として、トータルコスト(初期費用+ランニングコスト)を比較する重要性が述べられています。
そのため、マイホーム購入を考えている人にとっても一定の価値がある内容です。

わかりやすさ ー 理解しやすい工夫があるか

本書は198ページと比較的コンパクトな内容になっています。
イラストは少ないものの、大切なポイントが簡潔にまとめられており、1時間もあれば読み終えられます。
第1章の「日本の物件の家賃が下がっている」という部分はやや冗長なので、第2章から読み始めても問題ありません。

実用性 ー 本を読んですぐに役に立つか

大家や不動産会社に対して値下げを依頼する際は、メールや手紙を活用することが推奨されています。
本書には、実際に使用できる交渉文のテンプレートが掲載されており、空欄部分を自分用に書き換えればすぐに使えるようになっています。
非常に実用的で、すぐに実践できる内容が詰まっています。

印象に残ったポイント

賃貸住宅は携帯電話化している

賃貸物件の供給過多により、大家さん同士で顧客を奪い合う「賃貸住宅の携帯電話化」が起きている。
黙って長く住み続ける人ほど大損する時代に突入している。
携帯電話会社を乗り換えるように、賃貸物件を乗り換えっていった方がお得。

シャチ
シャチ

“賃貸住宅”が”simの乗り換え”のようになっているというのは、あたらしい考えで勉強になりました!

賃貸サイトをうまく使いこなすコツ

① 絞り込みすぎない
条件をたくさんいれて絞り込みすぎると掘り出し物に巡り合える確率が低くなる。
まずは、「地域(または沿線)」と同居する家族の人数に応じた広さ(または間取り)のみを入れて検索。

②検索条件は登録しておく
毎回検索条件が異なってしまうと、「この条件ならいくら」と言う相場観が身につかない。
「マイリスト」機能などを使用して条件を登録しておく。

③新着データだけ見ていく
一つの検索結果を詳しくチェックしたら、次回からは、前回観た分は省略して新着データだけチェックしていくと手間がかからない。

④ポータル型と協会型を使い分ける

複数の不動産サイトを使い分ける。
ポータル型を利用していると、一つの物件を複数の不動産屋が掲載していてどの不動産屋に連絡してよいかわからない。
そんなときは協会型で同じ物件を探してみる。
協会型は地場で長年営業してきた老舗不動産屋が多いので、協会型に掲載されていれば、大家から鍵を預かっている不動産屋の確率が高い。 
また、ポータル型でお宝物件を見つけたら、掲載している不動産会社のサイトにアクセスして、信頼できる業者かチェックしてみる。

家賃減額交渉

①家賃減額交渉は法的にも認められている
“借地借家法第32条1項”により、家を借りている人→大家への減額交渉は、契約条件にかかわらず可能。
大家→借りしている人への増額交渉は値上げしない特約があれば不可。
家を借りている人の方が有利な法律になっている。

②家賃交渉の損益分岐点
(周辺の家賃相場×24か月分+引っ越し費用)÷25カ月 が損益分岐点。
(25カ月は24カ月+更新費用1か月分)

この額よりも家賃が高くなる場合は引っ越す。

③交渉の始め方
交渉時は直接ではなく文書でおくると心理的ハードルが低い。
文書例が書籍内で紹介されているので参考になる。

④交渉の依頼をしてもNOの場合
調停に持ち込む。
数千円の費用で可能。
裁判所に提出する資料の例が書籍内で紹介されている。

調停は相手が出頭してくれば、借りている人に有利な展開になる可能性が高い。
調停を取り仕切る”調停委員”は自分の実績のために何とか調停を成立させたい。
「もう家賃を下げてしまいませんか?」と大家を説得する傾向がある。

⑤大家が出頭しない場合
大家が出頭しない場合、契約更新書に判子をしなければ、更新料を支払わなくてよくなる。
大家が値下げ交渉にのってこないという正当な理由があるため、判子を押さなければいままでの契約で自動更新(無期限)となるので、更新料を払わなくてもOK。

まとめ

住居費を抑えることができれば、蓄財が進みやすくなります。
社会人になってすぐにマイホームを購入する人はほとんどいないはずです。
誰もが一度は賃貸暮らしを経験すると思うので、すべての人に読んでほしい一冊です。

シャチ
シャチ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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