今回ご紹介する本は「決定版!お金の増やし方&稼ぎ方」です!
著者は皆さんご存じホリエモンと、「ほったらかし投資術」などで有名な経済評論家の山崎元氏です。
本記事では、20代サラリーマン向けにピックアップした本の概要と、読んで感じたことをまとめました。


結果だけ知りたい方は、最後のまとめをどうぞ!
著者プロフィール
・書籍名:決定版!お金の増やし方&稼ぎ方
・著者:山崎 元 , 堀江 貴文
・出版月:2022/6/29
・出版社:徳間書店
ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。
経済評論家。専門は資産運用。楽天証券経済研究所客員研究員。
東京大学経済学部を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券など、計12回の転職を経て現職。
現在、経済解説や資産運用の話題を中心に、メディア出演、執筆活動を行う。
本の目次
序章 お金の本質
第1章 お金の貯め方
・生きるのにいくら必要か?
・賢い節約の仕方
・生命保険はどうする?
・マイホーム買う? 買わない?
・お金を守る
・貯金と借金
第2章 お金の増やし方
・ここで述べる4ページ分だけ知っておこう
・かんたん投資術
・かんたん投資術 補足
・投資の心得
第3章 お金の稼ぎ方
・合理的に働こう
・自己投資のススメ
・チャレンジの効用
・キャリアプラン
・コスト思考
・仕事の流儀
第4章 お金と人生
・お金≠幸福
・家族とコスト
・人間関係
おわりに この本を読み終わったあとにすること
総合評価
S 人生が変わる神本
A 絶対に読んで
B 時間があれば読んで
C 強いて読まなくてもいい
D 時間の無駄
結論、「お金の勉強を始めた初心者」、「マネー本をたくさん読んで知識がついている方」どちらにも参考になる一冊になっています!
稼ぐ力が飛びぬけている堀江氏と、サラリーマンの気持ちもわかる山崎氏の2人が、 お金を貯める、投資で増やす、働いて稼ぐ、これらについて網羅的かつ的確な回答をくれる良著です。
お金の知識が全然ない!という人に対し、まずはこれを読んでと自信を持ってオススメできる一冊になっています。
お金の貯め方、増やし方だけでなく、 そもそもお金とは何なのか、FIRE(Financial Independence Retire Early)について2人はどう思っているかを知ることが出来ます。
お金に対してこんな考え方があったのか・・・と、読めば刺さる部分が必ずあります。
個別評価
新規性 ー 新しい情報があるか
今までに見たことがなく、人生を変える価値観を学べる
今までに見たことがないアイデア、見方を数多く学べる
今までに見たことがないアイデアがいくつかある
今までに見たことがない情報がいくつかあるが、役には立つものは少ない
目新しい情報はほとんどない
2人の考えは非常に参考になりますが、目新しい情報はあまりありません。
「新鮮な情報を学ぶ」というよりは、役立つ情報を網羅的に学ぶことができる点が本書のよいところです。
汎用性 ー 多くの人の役に立つか
すべての人の役に立つ
多くの人の役に立つ
ある対象の人に対して役に立つ
僅かだが役に立つ人がいる
ほぼ誰の役にも立たない
お金を増やしたい人にとってかならず役立つ本です。
わかりやすさ ー 理解しやすい工夫があるか
パッと見て内容を深く理解できる
普通に読めば内容を理解できる
集中して読めば内容を理解できる
何回も読まなければ内容を理解できない
意味不明
1時間もあれば読み終えることができます。
堀江氏と山崎氏がテーマに沿って交互に話すような構成となっており、読みやすいです。
各テーマごとに分かりやすくまとまっているところもよいです。
実用性 ー 本を読んですぐに役に立つか
読んで即座に実行できるアイデアが数多くある
読んで即座に実行できるアイデアがいくつかある
即座に実行できるアイデアはないが、長期的にみれば役に立つ
確率は小さいが、人生のどこかで役に立つかもしれない
役に立たない
具体的な投資銘柄が紹介されていたりなど、読んですぐに実行できるアイデアがあります。
巻末には「この本を読み終わったあとにすること」が書かれており、腰が重い人も動きやすくなっています。
印象に残ったポイント
お金に関する網羅的な情報
お金に関して非常に合理的な2人が、
・お金を貯める
・投資で増やす
・働いて稼ぐ
これらについて網羅的かつ的確な回答をくれます。
例えば以下です。
<お金を貯める> マイホームは買うべきか?
マイホームは暮らしの自由度を下げる。維持費もかかる。リスクしかない
マイホームは普通の「投資対象」とみなす。
高ければ買わない、安ければ買う。それだけ。
<投資で増やす> おすすめの投資先
大きなリターンを得たいなら自分に投資しよう。
事業をやると、利回り5%なんてはるかに超える利益が出る
インデックスファンド『eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)』1本でOK
<働いて稼ぐ> 会社で働くとは
会社は「他人を利用するための仕組み」。
得意なことに集中し、ほかは誰かにまかせる。
そうやって自分の武器(技能とキャリア)を磨きあげる。
会社に属する最大のメリットはそれに尽きる。
「会社に雇ってもらっている」という一方的な関係はダメ。
会社は自分という株式会社の「大口の契約先の1つ」と考える。
起業家として成功をおさめた堀江氏と、サラリーマンとしての経歴が長い山崎氏。
2人の意見が聞けるので、 偏りがないお金の知識が手に入ります。

会社員として働く人は、山崎氏の意見のほうが実践しやすいと思います。
お金の本質
お金の貯め方や増やし方だけでなく、「お金とは何か」についても2人の考えを知ることが出来ます。
お金の本質は「信用の数値化」。
お金がなくても、自分を信用してくれる人がいれば、ご飯を食べさせてくれたりと手を差し伸べてくれる。
お金を持っていることと、信用を持っていることは限りなくイコール。
お金は「自由を拡大する手段」 。
お金があれば、美味しいものを食べたり、行きたい場所に行ける。
人助けをするにも、お金があるほうが出来ることの範囲が大きい。
お金は目的ではなく、あくまで手段。
お金を目的にしても幸せにはなれません。
また、豊かな人間関係さえあれば極論お金は必要ありません。
老後2000万円問題が出たときに、どうすればお金を貯められるかと悩んだ人はいても、お金がなくても困らないように良好な人間関係を気づいておこうと考えた人はあまりいません。

お金にとらわれすぎることには注意したいですね
FIREに関する2人の考え
最近流行りのFIREについては2人ともバッサリと切り捨てています。。
「Financial Independence Retire Early(ファイナンシャル・インディペンデンス・リタイア・アーリー)」の頭文字を取った言葉です。
FIが「経済的自立」、REが「早期リタイア」を指しており、株式・不動産などの資産を貯えて若年期でのリタイアを目指すことです。
FIREなんか目指すな。
つまらない仕事をしていても成果は出ない。
つまらない仕事をえんえんと続けて資産を築くなんて馬鹿げている。
本当にやりたいことがあるのならいますぐやればいい。
多くの人がFIREにひそむ罠を見逃している。
「人的資本への過小投資」の可能性だ。
能力・経験・時間・人間関係にお金に使わないことで、稼げない人間・つまらない人間にある可能性がある

2人ともFIREについてはかなり否定的!
稼ぐ力がかなりある2人なので、好きな仕事を目いっぱいやってお金を稼ぎ、稼いだお金はちゃんと使って、自分の人材価値をさらに高めましょうという主張ですね。
本書を読んで感じたこと
感じたこと① FIREとは経済的・精神的自由を手に入れること
FIREに対して堀江氏は以下のように述べています。
僕はFIREについては違和感しかない。
年間支出の25倍の資産を築くのは至難のワザだ。
長い年月、修行僧のように節約して貯金に励まなくてはならない。
この堀江氏の意見には違和感を感じました。
FIREを実際に目指している人で、修行僧のように節約している人はあまりいないと思います。
FIREを目指す人の支出は世間に比べると少ないように思います。
それは、自分が幸福なことにのみお金を使うと、意外とお金を使わなくても大丈夫なことに気づくからです。
堀江氏や山崎氏に言わせれば、それはお金をもっと使った遊び・経験を知らないからだ、となるのですが、 2人のFIRE観は古いのではと感じます。
また「本当にやりたいことがあるのならいますぐやればいい」 と堀江氏は述べていますが、明日食べてもいけない状況でやりたいことはできるでしょうか。
FIREは、多額のお金を払って「自由を買う」行為です。
FIREを目指しながら好きな仕事を模索して、FIRE達成後にその仕事をストレスなく行う、という流れは 十分妥当だと私は考えます。
感じたこと② お金は大切。でもお金だけあっても幸せではない
生命保険の必要について堀江氏は以下のように述べています。
残された家族のために保険に入るというのは、ようは「信じられるのはお金だけ」ということだ。そんな人生はさびしすぎやしないか。
もし自分が死んだとき、妻や子供が保険会社からお金をもらうのではなく、お父さんの仲間たちから手を差し伸べてもらえるような環境を作っておくことも立派な保険だ。
お金は大切です。
現実を見れば、やはりお金がないと生きていくのは厳しい。
ですが、お金だけあっても、周りに誰も信頼できる人がいなければ幸せではありません。
本書はお金を増やす方法について書かれた本ですが、それ以上にお金に囚われないようアドバイスをくれる本です。
お金との距離感は常に考えていきたいですね。

堀江氏のお金に対しての考え方は、泥臭いというか非常に人間味があって考えさせられます。
堀江氏に対しての効果度がアップしました。
まとめ
目次に戻る場合はこちら
今回は『決定版!お金の増やし方&稼ぎ方』について紹介しました。
・お金を貯める/投資で増やす/働いて稼ぐ について網羅的な情報を手に入れられる
・お金の本質
堀江氏:信用の数値化
山崎氏:自由を拡大する手段
・FIREについて
堀江氏:FIREなんか目指すな
山崎氏:人的資本への過小投資が発生する可能性がある
「お金を貯める」・「投資で増やす」の部分は非常に王道かつ網羅的に書かれているために多くの人が参考にできると思います。
一方で「お金を使う」・「稼ぐ」の部分は、著者は二人とも超優秀なビジネスマンであるため、書かれていることを全てマネすることは難しいかもしれません。
特に、堀江氏は「有り金を全部使え」と述べていますが、それは稼ぐ力・人を引き付ける力が突出している人だからこそ有効です。
一般人が素直にマネすると、ただ無一文になるかもしれません。
「お金を稼ぐ」について、全部はマネできなくても、「会社に飼い殺しにされている」と感じている会社員には必ず刺さる部分があります。
堀江氏は以下のように述べています。
会社は慈善団体ではない。
いざというとき、あなたを助けてはくれない。
助けてはくれない代わりに、働く場を提供してくれているのだ。
そこを見誤ってはいけない
会社員なら会社に対する不平・不満が少なからずあると思います。
本書を読むことで、会社が悪い・上司が悪いと嘆く前に、仕事に対する向き合い方を見つめ直すきっかけになるかも。

気になる方はぜひ一読を!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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